タペット調整天気も良かったし時間を持て余していたのでタペット調整などしてみました。 タペット調整は結構、重要です。 この僅かな隙間調整で出力が上がったり下がったりします。 前回は0.05のクリアランスに調整しましたが最高速などが目に見えて落ちました。今回はタペットノイズを覚悟の上で0.08のクリアランス調整にしてみました。結果は、まずまず・・・。新車で購入して無調整のままで走らせていた時の最高速に及ばないまでも近い速度が出ました。以前、タペット調整したのは乗りっぱなしでタペットノイズが、あまりに酷くなった時です。んでもって0.05に調整したらトップスピード伸びなくなりました。・・・そんでもって今回の作業で当初の速度をある程度取り戻せてよかったよかった。思っていたほどタペットノイズは酷くなかったので、も少しクリアランスを広く取ってみても良いかも。 作業自体も至って簡単。エンジンが冷えている状態でヘッドカバーを開きタペットを固定しているナットを緩め隙間ゲージを差し込んで任意のクリアランスで固定して完了。用意したものは以下の通りです。
まずヘッドカバーを固定している二本のボルトを外しヘッドカバーを取り除きます。ヘッドカバー自体は簡単に取れますがフレームと干渉し易い場所なので、ちょっとした知恵の輪です。次にクランクケースに、ねじ込まれているカバーを二つ取外します。大きいのはクランクシャフトを回すためのボルト。小さいのは上死点を出す為の覗き窓です。クランクを回すためレンチを噛まして左回しに回転させて覗き窓にTLもしくはTRの文字の場所で止めます。TLは左側ピストンの上死点でTRは右側ピストンの上死点の意味です。それぞれの場所でクランクを止めたらタペットを固定しているナットを緩めタペットとバルブの隙間に任意の隙間ゲージを差込み、タペットを固定します。結構、微妙な作業です。全ての作業を終えたらヘッドカバーなどを戻して作業終了です。 今回のクリアランスはバイク付属の取説の数値に合わせました。サービスマニュアルだと0.05なのですが取説は0.08でした(謎)。次回の作業の時には0.10にセットしてみようと思います。
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